【浮気】証拠の種類について|キスや手つなぎは不貞行為にならない

浮気の証拠と種類について

【浮気】証拠の種類について|キスや手つなぎは不貞行為にならない

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どこからが浮気になるのか?個人差があるところですよね。

2人で会った時点で浮気!とか、キスをしたらアウト!とか。

でも、法律(民法)の視点から見た場合、キスや手つなぎをしただけでは、浮気と認められないんです。

では、法的視点ではどこからが浮気になるのか?どんな種類の証拠を集めれば浮気を立証できるのか?

詳しく見ていきましょう。

 

どこからが浮気になるの?境界線について

一般的には「女と2人で会ったら」とか「キスしたらアウト」という意見が多いです。

このように、どこからが浮気なのか?についての定義は個人差が大きいです。

が・・・

法律(民法)の視点で見た場合、会った・キスした・手をつないだなどの行為は「問題なし」なんです。

法的に問題がないので、慰謝料や損害賠償を請求することはできません。

民法上、浮気は「不法行為」になる

浮気は民法709条・710条の【不法行為 】に該当します。

刑事罰ではないので、懲役刑や罰金刑などはありません。

でも、浮気を立証すれば、損害賠償や慰謝料などを請求することができます。

「じゃあ、浮気を立証するにはどんな証拠が必要なの?」
「民法上では、どこからが浮気になるの?」

これについては、不法行為の有無がポイントになります。

不貞行為とは?どこからが不貞行為になるの?

不貞行為とは、配偶者以外との異性と肉体関係を持つことです。

簡単にいえば、セックスはアウトだけどそれ以外はセーフ、となります。

また、性行為に至るまでの行為(手淫や口淫/手や口による愛撫)も不貞行為に該当します。

”下が絡んだ時点で不貞行為になる”、ということですね。

ただ、そこまで至らなければ不貞行為になりません。

2人でデートをした、手をつないで歩いていた、抱き合いキスをしていた。

「100%浮気してるでしょ!」と思えるような行為も、法的には不貞行為と認められません。

LINEやメールなどのやり取りも、基本的には不貞行為と認められません。

ただ、期間や内容によっては認められる可能性もあります。

「長期間継続してやり取りをしている。性行為があったことがわかる内容がある。」などの条件を満たすことが条件です。

浮気の証拠の種類について|法的な効力はどうなの?

ここまでのことを踏まえて、浮気の証拠の種類と法的な効力を確認してみます。

下に表を作成しました。上に行くほど効力が強く、下に行くほど効力が弱くなります。

調査報告書 探偵が作成してくれる書類
ラブホテルに行ったことがわかる写真・動画
(滞在時間20分〜30分以上)
自力で確保するのはほぼ不可能
自宅(部屋)に行ったことがわかる写真・動画
(滞在時間2〜3時間以上)
同上
複数回自宅に出入りしている写真・動画
(5回以上出入りしている)
同上
※ここから下の証拠は効力がほとんどありません
キスをしている写真 不貞行為にならない
2ショット写真 同上
ラブホテルの領収書 女といたか判断できない
ビジネスホテル(シティホテル)の領収書 同上
LINEやメールのやり取り 言い訳が通用する

キスだけじゃ不貞行為とは認められない?

キスをしただけでは、不貞行為の証拠になりません。

手つなぎや腕組み、抱き合う行為なども不貞行為証拠になりません。

一般的には浮気と認められるような行為も、法的に見た場合は浮気と認められないんです。

キスをした=セックスもしているはず!と思うところですが・・・

法律(民法)から見た場合、キスをしただけでは不貞行為とは認められないんです。

なんとも理不尽ですよね。

キスだけじゃ制裁を与えることはできないの?

「キスをしていただけ」という証拠一つでは、制裁を与えることは難しいです。

が、できるにはできます。

例えば、【婚姻を継続し難い重大な事由】を立証するというのが一つの方法です。

「婚姻を継続し難い重大な事由」の立証について

婚姻を継続し難い重大な事由】に該当するものは、主に下記が挙げられます。

  • 性格の不一致
    (ただし、第三者から見た場合でも夫婦仲が円満ではないと判断される必要あり)
  • 長期間にわたるセックスレスや異常な性癖など
  • 家庭内暴力などのDV
  • 長期間にわたる別居生活
  • 夫婦関係が破綻している

「キス友の存在」は、性格の不一致や夫婦関係の破綻に該当する可能性が高いです。

ただし、キス友がいること・キスをしていたことを証明する必要があります。

証明できる証拠がなければ、制裁を与えることはできません。

LINEやメールも証拠としては不十分

基本的に、LINEやメールのやり取りだけでは「浮気の証拠」にはなりません。

浮気が発覚するキッカケや、旦那を問い詰める時の武器にはなりますが・・・

LINEやメールだけでは、まだまだ弱いです。

その理由が次の通り。

  • 文面でのやり取りにすぎないから
  • 言い訳が簡単に通じるから
  • 本当に浮気をしていたか判断できないから

文面でのやり取りにすぎないから

LINEやメールって、単なる文面でのやり取りに過ぎないんですよね。

「愛してるよ」「大好きだよ」「早く会いたいな」

完全に浮気してるでしょ!と思う文章でも、その相手と本当に浮気をしているか?断言できませんよね。

もしかしたら、LINEをしている相手は男友達かもしれません。

ただLINEをやり取りしてるだけで、一度も顔を合わせたことがないかもしれません。

肉体関係を持っていたことがわかる証拠】を確保しないと、法的に浮気とは認められません。

言い訳が簡単に通じるから

文面でのやり取りにすぎない=言い訳が簡単に通じます。

「相手、女だと思った?実は男友達なんだよね」
「職場の後輩の女の相談に乗っていただけ」
「幼馴染の女。久しぶりに連絡きたからさ」

・・・などなど。

確実に「浮気だ!」と判断するには、不貞行為(肉体関係)を持っていたことがわかる証拠が絶対に必要です。

本当に浮気をしていたか判断できないから

LINEやメールのやり取りが証拠にならないのって、結局これなんですよね。

【本当に浮気をしていたか?判断できない】から。

どこからが浮気なの?って話ですが、法律(民法)の視点から見た場合、不貞行為(肉体関係)があったら浮気と認められます。
(手や口による愛撫があった時点で浮気)

裏を返すと、セックスまで至らなければセーフなんですよね。

つまり、手つなぎや腕組み、ハグ、キスは浮気にならない、ということ。

浮気相手とセックスをしていたことを証明できなければ、浮気とは認められないんです。

めちゃくちゃ理不尽ですよね…。

この証拠がないと、慰謝料請求などの制裁も与えることができません。

LINEやメールを調べるのはリスク大

LINEやメールのやり取りは、旦那を問い詰める武器や浮気が発覚するキッカケとして使えます。

が、LINEやメールを調べるのって、実はリスクが大きい んです。例えば・・・

  • パスワードを解除するのが難しい
  • 解除中にバレる可能性がある
  • プライバシーの侵害にあたる

詳細が次の通り。

パスワードを解除するのが難しい

LINEやメールを調べるためには、パスワードの解除が必要です。

スマホとLINEの両方にパスワードがかかっていたら、二重の解除が必要です。

誕生日やゾロ目などの推測されやすい数字を、バカ正直に設定している人は少ないです。

また、4桁じゃなくて「6桁の数字」とか、数字だけじゃなくて「英語も」入ってると、なおさら解除が難しいです。

日頃から旦那の指の動きを観察しておく・・・という方法もありますが。

いざパスワードを解除したところで、操作中にバレる・プライバシーの侵害にあたる可能性がでてきます。

解除中にバレる可能性がある

なんとかスマホとLINEのパスワードを解除できた!

ようやくLINEやメールを調べられる・・・というところですが、調べている最中にバレる可能性がありますよね。

また、未読のLINE・未開封のメールを誤って見てしまったら・・・

そこから、あなたがスマホを調べていたことがバレてしまいます。

バレてしまうと、立場が一気に逆転します。

勝手にスマホを覗くなんて最低。プライバシーの侵害だ」と反撃を喰らう。

そして、浮気の証拠をすべて隠滅されるでしょう。

プライバシーの侵害にあたる

夫婦とはいえ、お互いのプライバシーは守られるべきです。

そのため、勝手にスマホやLINEを調べる行為は「プライバシーの侵害 」に該当するおそれがあります。

しかも、旦那だけでなく「浮気相手のプライバシーの侵害」に該当する可能性も。

懲役刑や罰金刑などを受けることにはなりませんが・・・

勝手にスマホを見た最低な妻」というレッテルをはられるでしょう。

不貞行為を立証するための証拠とは?

不貞行為があったことを立証できる証拠」を提出しないと、法的には認められません。

では、どのような証拠を提出すればいいのか?というと、具体例が下記の通りです。

  • ラブホテルに出入りしている写真や動画
  • 自宅や部屋に出入りしている写真や動画
  • 音声(内容によりけり)
  • 探偵の調査報告書

各証拠の詳細が次の通りです。

ラブホテルに出入りしている写真や動画

ラブホテル=セックスをする場所ですから、出入りしている時点でアウト!だと思いますよね。

ですが、不貞行為と認められるためには条件があります。

  • 1回ではなく複数回出入りしている
  • 滞在時間が最低でも20〜30分以上

1回だけでも不貞行為の証拠になり得ますが、継続して複数回出入りしている証拠をおさえた方が、強力な証拠になります。

また、滞在時間も重要なポイント。

5分〜10分で出てきた場合は、ただ一休みしていただけで性行為はしていない、という言い訳が通用してしまいます

滞在時間が長ければ長いほど、強力な不貞行為の証拠になります。

自宅や部屋に出入りしている写真や動画

自宅に出入りしている様子は、ラブホテルよりも回数や時間が多く必要になります。

というのも、自宅やアパートの部屋に行ったからといって、100%性行為をするとは限らないからです。

食事をしていただけ、一緒にテレビや映画を見ていただけ、などの言い訳ができるからですね。

複数回の出入りはもちろんのこと、1回の滞在時間が2〜3時間以上という証拠をおさえないと、不貞行為とは認められない可能性が高いです。

音声(内容によりけり)

盗み聞きした、こっそり録音していた、くらいのレベルでは不貞行為とは認められません。

音声だけで不貞行為を立証することはとても難しいですが・・・

肉体関係を継続して持っている!ということがわかる内容であれば、不貞行為の証拠になります。

関係を持ち始めた時期/そのキッカケ/肉体関係を持った回数/相手の名前や職業/既婚者であることを知っていたか?といった内容が必要です。

探偵の調査報告書

不貞行為を立証する証拠として、最も強力なのが「探偵の調査報告書」です。

自力では作成できず、探偵に依頼する必要がありますが・・・

”これでもか!”というくらい、事細かな情報が記録されています。

浮気相手の名前や職業、勤務先、1分単位での行動記録などなど。

調査報告書ってどんなものなの?と、気になる方は下の+ボタンをタッチすると、具体例をチェックできます。

ここをタッチすると詳細が開きます

浮気(不貞行為)の証拠はどうやって集めればいいの?

証拠を集める方法は「自力」か「探偵に頼む」 の2つがあります。

自力で証拠を集めるメリット・デメリット

【メリット】
・費用をかけずに進められる
・今すぐにはじめられる
・自分の都合にあわせて動ける

【デメリット】
・冷静に行動できないと、すぐにバレる
・バレるとこれまでの努力が一瞬ですべて水の泡に
・不慮の事故に巻き込まれるキケンがある

あなた1人で行うわけですから、今すぐに証拠集めを進めることができます。

お金もかかりませんし、動きたい時に動くことができます。

が、メリットはこれくらい。

デメリットの方が多いです。

まず考えられるデメリットが「バレる危険性が高い 」ということ。

キスしている様子をおさめるためには、尾行や張り込み、撮影などの調査が必要になります。

こっそりバレずに動いているつもりでも、実はバレていた・・・ということがあります。

また、調査に夢中になってしまい、不慮の事故にあってしまうおそれも。

もし、あなた1人で浮気調査を進めるなら、このようなリスクを覚悟のうえで行ってください。

探偵に頼んで証拠を集めるメリット・デメリット

【メリット】
・浮気調査がバレる可能性が極めて低い
・強力な証拠になる「調査報告書」も作成してくれる
・調査後のアフタフォローも充実している

【デメリット】
・高額な費用がかかる
・バレる、失敗する可能性もある
・そもそも「探偵」という存在が胡散臭い

正直、探偵に調査を頼むと、かなりの額になります。

探偵事務所や調査時間によりけりですが、数十万円単位になることもザラです。

ただ、旦那や浮気相手から慰謝料を払ってもらえば、十分にまかなえます。

また、完全成功報酬型(証拠が見つからなかったら0円)という探偵事務所もあります。

探偵って思っている以上に細かい証拠・情報をつかんでくれるので、確実に制裁したい!という時にはぜひ協力してもらいましょう。