【クローンiPhoneとは】作り方やできることは?防止対策も解説

クローンスマホ(iPhone)

【クローンiPhoneとは】作り方やできることは?防止対策も解説

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有名タレントとアーティストの不倫騒動で話題になった「クローンiPhone」

名前からもイメージできるように、あなたが持っているiPhoneと全く同じiPhoneが存在している、ということです。

では、クローンiPhoneとはどのようにして作られるのか?手順について詳しく確認していきましょう

クローンiPhoneとは?まったく同じiPhoneがもう1台存在する

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  • iPhone「A」:本物
  • iPhone「B」:クローンだが「A」と全く同じ

「クローンiPhone」とはその名の通り、全く同じiPhoneのことです。

自分が持っているiPhoneと全く同じiPhoneがもう一台存在する、とイメージすると分かりやすいです。

ちなみに…

ベッキーさんの不倫騒動がきっかけで話題になった「クローンiPhone

実は浮気・不倫調査で使うことがあるのだそう。

LINEのやり取りが証拠として入手できますから、有効な情報収集手段の一つということは納得できます。

が、ベッキーさんの不倫が大々的に取り上げられたことで「クローンiPhone」という存在が世間で広く知られることになりました。

中には「クローンiPhoneを作られないために、対策をしないと・・・」と、すぐさま対策を講じた方もいるでしょう。

クローンiPhoneの作り方|作る時に必要な4つのアイテム

クローンiPhoneの作り方そのものは非常に簡単です。

でも、必要な道具・環境を準備できないと、クローンiPhoneを作ることはできません。

クローンiPhoneを作るために必要な道具が次の4つです。

  • 本物のiPhone
  • もう一台のiPhone(クローン用)
  • iTunesがインストールされているPC
  • USBケーブル

たったこれだけでOKです。

クローン用のiPhoneを準備する必要はありますが…

特殊な道具が必要!ということはありません。

PCに関してはiTunesがインストールされていれば問題なし。

USBケーブルに関しては、家電量販店にいけば間違いなく置いてあります。

クローンiPhoneを作るならバレない環境でやることがポイント

次に、クローンiPhoneを作るために必要な環境ですが…

作業中にバレない環境である】ということが非常に重要です。

この点さえクリアすることができれば、クローンiPhoneを簡単に作ることができます。

とはいえ…

クローンiPhoneを作っていることがバレる可能性は低いです。

「なにやってるの?」と聞かれたら「データを移行している」とか「念のためにバックアップをとっている」などと答えれば、まず怪しまれませんからね。

クローンiPhoneの作り方|手順を画像付きでチェック

ここからは、クローンiPhoneの作り方を見ていきます。

これといって難しい手順はありません。

下記の手順とおりに進めれば、誰でも簡単にクローンiPhoneを作ることができます。

1.iPhoneとPCを接続する

まずは「本物のiPhone(クローンではないiPhone)」とPCを、USBケーブルで接続します。

2.暗号化・バックアップ

続いて、暗号化とバックアップの操作を行います。

  1. USBで接続したままiTunesを起動
  2. 「このコンピュータ」にチェックを入れる
  3. 「iPhoneのバックアップ暗号化」にチェックを入れる
  4. 今すぐバックアップをクリック

これでOKです。

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3.iPhoneの接続を解除

しばらくすると、バックアップが完了します。

「バックアップが完了しました」という表示がでたら、USBを外します。

4.クローン用のiPhoneを接続

次に、クローン用のiPhoneとPCをUSBで接続します。

あやまって先ほどのiPhone(本物のiPhone)を接続しないよう、ご注意ください。

5.バックアップから復元

iTunesに「新しいiPhoneにようこそ」という表示がでます。

「このバックアップから復元」にチェックをいれ、続けるの青いボタンをクリックしましょう。

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6.完了

復元が完了すれば、クローンiPhoneの作成が完了します。

クローンiPhoneにLINEやFacebook、Twitterなどのアプリが入っていなくても、後からインストール→ログインすれば、本物のiPhoneと全く同じように利用できてしまいます。

※追記※
複数端末でのLINEアクセス(ログイン)はできなくなりました。
▶▶LINEの同時アクセスが不可能に

クローンiPhoneでできることは?SNSの監視ができてしまう

クローンiPhoneでできることとして、主に下記が挙げられます。

  • LINEのやり取りをリアルタイムで監視できる
  • Facebookのタイムラインやメッセージを監視できる
  • Twitterのタイムラインやフォロー・フォロワーなどを監視できる
  • ブラウザも普通につかえる
  • 会員サイトにログインできる

このように、LINE・Facebook・Twitterなどのアプリをリアルタイムで監視できてしまいます。

さらに、SafariやGoogle Chromeなどのブラウザも普通に使えます。

各機能について簡単に見ていくと…

LINEの監視について

LINEの場合、他の端末からログインすると、古い端末のアカウントが削除されてしまいます。

でも、クローンiPhoneは「同一人物が同一端末を使っている」という認識です。

なので、他のiPhoneからLINEにログインしてもアカウントが削除されません。

LINEのトーク履歴や友達一覧など、すべて見ることができてしまいます。

新しいトークが送受信されれば、それもリアルタイムで見れます。

※追記※LINEの同時アクセス(ログイン)は不可能になりました

2016年2月22日のアップデートにより、LINEの同時アクセス(ログイン)は不可能になりました。

クローンiPhone対策ですね。

2月22日のLINEアップデート情報(詳細の確認はここをタッチ)

Twitterの監視について

Twitterは複数端末でログインが可能です。

普段使っているiPhoneだけでなく、他のスマホやPCからログインすれば、どの端末でも問題なく使えます。

Facebookの監視について

Twitterと同じく、Facebookも複数端末でログインができます。

通常であれば、新しい端末(ブラウザ)からログインしようとすると、注意を促すメールが届くのですが…

クローンiPhoneであれば、そのメールも届かずにログインできてしまいます。

ブラウザの使用について

Safari(サファリ)やGoogle Chrome(クローム)などのブラウザを使って、ネットサーフィンができます。

お気に入りや閲覧履歴も見れますから、これまでみたサイト・ページが筒抜けになります。

会員サイトのログインについて

サファリやクロームには、ID・パスワードを記憶させておく機能があります。

普段使う分にはありがたい機能ですが…

もしクローンiPhoneを作られたら、会員サイトにも簡単にログインされてしまいます。

クローンiPhoneを作られないために!今すぐできる防止対策の方法5つ

クローンiPhoneの対策として有効な方法が、次の5つになります。

  1. iPhoneを肌身離さず持ち歩く
  2. iPhoneにパスコードをかける
  3. バックアップを取っておかない
  4. Androidに機種変更する
  5. ガラホを使う

それぞれの詳細を見ていきましょう。

iPhoneを肌身離さず持ち歩く

どこに行く時でも肌身離さずiPhoneを持ち歩くことが。対策の一つとして挙げられます。

トイレに行く時、お風呂に入る時などなど。

ただ、常に肌身離さず持ち歩いていると「もしかしたら浮気しているのかも?」と疑問に思われる可能性もあります。

この辺りはバランスを考えたいところですね。

Phoneにパスコードをかける

iPhoneにパスコードをかけておき、簡単には解除できないようにしておきましょう。

「1111」「1234」など推測しやすい数字にするのはNG。

なるべく推測されない・分かりにくい組み合わせにしましょう。

iPhoneにパスコードをかける手順が次の通りです。

iPhoneにパスコードをかける手順(詳細の確認はここをタッチ)

バックアップを取っておかない

クローンiPhoneの作成には「バックアップデータ」が必要になります。

なので、iTunesにバックアップデータを取っておかなければ、クローンiPhoneが作られることがありません。

ただ、バックアップデータを取っておかないと、アカウント・データの引き継ぎが大変になります。

クローンiPhone対策を優先するか、引き継ぎを優先するか、ということですね。

有効な方法としては引き継ぎの時だけバックアップを取ること。

引き継ぎをする時以外は、バックアップデータを取っておかない方が有効な対策になります。

Androidに機種変更する

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Androidの場合はクローンが作成される確率が極めて低いです。

というのも、クローンAndroidの作成には「アカウントのデータが丸ごと必要」だからです。

パスワードなどを知られない限り、アカウントを乗っ取られることはありません。

機種変更をするには嫌だ・・・

と思うかもしれませんが、クローンiPhone対策としては非常に有効です。

ガラホを使う

操作性自体は「ガラケー」だけどスペックは「スマホ」という仕様になっている「ガラホ

こちらも「Androidに機種変更する」と同じですが、iPhoneから「ガラホ」に移行するのも有効です。

もしかしたら?クローンiPhoneが作られれいないか確認する方法

クローンiPhoneが作られていないか?

確認する時は「iPhoneを探す機能」を使います。

iPhoneを探す機能は最初から搭載されており、無料で利用できます。

詳しい使い方はこちらのページをご確認ください。
参考▶▶iPhoneを探す機能を使ってクローンiPhoneを発見する方法

【補足】クローンiPhoneがあるならクローンAndroidもあるの?

クローンiPhoneがあるということは「クローンAndroid」もあるのか?

と、疑問に思いますよね。

クローンAndroidも作成できることには作成できるようですが…

Androidの仕様上クローンが作成される確率は極めて低いそうです。

というのも、クローンAndroidを作成するためには「アカウントごと乗っ取らない」といけません。

Googleアカウントのログイン情報を入手する▶バレないようにログインする▶乗っ取る、という感じですね。

なので、iPhoneに比べると、クローンが作成される確率は極めて低いと言えます。

ちなみに…

他人のアカウントにログインする行為は「不正アクセス禁止法」に該当します。

懲役刑・罰金刑などの”刑事罰”をくらうので、絶対にやってはいけません。

探偵に関する基礎情報まとめ