探偵の調査料金
【探偵に浮気調査を依頼】失敗する主な原因|返金はされるの?
浮気調査のプロ「探偵」でも、100%絶対に成功するとは限りません。
時には失敗することもあります。
では、プロでも失敗してしまうのはなぜなのか?
また、失敗した場合は費用を返金してもらえるのか?
詳しく見ていきましょう。
この記事の目次
- 1. 探偵に浮気調査を依頼|失敗したら費用は返金される?
- 2. 調査の途中でキャンセルしたら費用はどうなるの?
- 3. 成功報酬型の探偵に依頼すれば、失敗した時に全額返金してもらえる?
- 4. 調査は成功したが、慰謝料をもらえない、離婚できない場合
- 5. 浮気調査を探偵に依頼|調査に失敗する原因は主に6個
- 6. もしかしてバレてる?気付かれてる?調査対象者のここをチェック
- 7. 調査が失敗したらどうすればいい?対処法について
- 8. 探偵が行う調査は大きく分けて2種類ある
探偵に浮気調査を依頼|失敗したら費用は返金される?
探偵の調査は必ずしも成功するとは限りません。
成功する確率は、どんなに高くても90%〜95%くらい。
どれだけ優秀な探偵も、5パーセント程度の確率で調査に失敗するといわれています。
では、もし調査に失敗してしまった場合、料金は返金されるのでしょうか?
返金の可能性が「高い」ケース
調査の失敗原因が探偵にある場合、返金に応じる事例が多いようです。
例えば、
- 探偵の不手際で尾行がバレてしまった
- 能力不足で十分な成果(情報)が得られなかった
- 入手した証拠が裁判で採用されなかった
以上のような場合は、調査失敗の責任が探偵の側にあるため、費用の返金を求めることができます。
ただし、必ずしも費用の全額が返金されるとは限りません。
過失の度合いに応じて、料金の半額、3分の1程度とする事務所も多いようです。
または、調査が失敗した時点で「すでに発生している費用のみ」を依頼者に請求し、残りの料金を返金する、という形になります。
探偵によっては、無料での再調査、および調査の延長を提案する場合もあります。
返金の可能性が「低い」ケース
調査に失敗してしまっても、その原因が依頼者の側にある場合、返金を受けられない可能性は高くなります。
例えば、
- 探偵に依頼した事実を、依頼者が対象者に話してしまった
- 依頼者が探偵に伝えた情報に重大な誤りがあった
(昔の恋人を探すはずが、間違って別の男性の調査を依頼した場合など)
返金の可能性は「過失の度合い」に大きく左右されます。
失敗の原因が依頼者にある場合、その誤りがどの程度、調査に影響しているのか、調査の継続が可能かどうか…
そういった観点から総合的に判断して、返金額が算出されます。
ただ、これはあくまでも「通例」です。
原則として「返金不可」としている探偵も少なくありません。
返金に関する取り扱いは、契約時によく確認することをおすすめします。
契約前に「契約書」は絶対にチェック!返金についての記載が義務付けられているから
解約や返金に関しての取り扱いは、必ず契約書に明記されています。
調査を行う前の段階で説明を受けるはずです。
その時に、念のためにメモなど取っておくと良いでしょう。
「重要事項説明書」に返金と解約について記載するのは、探偵側の義務。
法律によって定められています。
もし、依頼時にこれらの説明がなければ、その探偵に調査を依頼することは控えてください。
調査の途中でキャンセルしたら費用はどうなるの?
探偵業において「依頼のキャンセル」は、決して珍しいことではありません。
キャンセルによって調査が中断した場合は、その時点で発生している費用の全額を依頼者が負担し、残りの料金は返金されるケースが多いようです。
または、「違約金」や「解約金」という形で費用の何割かを依頼者が支払い、残りの料金が返金されます。
ただし、キャンセルに関する扱いは各業者によって異なります。
中には「キャンセル不可」、「返金不可」としている探偵もいます。
ですから、あらかじめ確認しておきましょう。
成功報酬型の探偵に依頼すれば、失敗した時に全額返金してもらえる?
探偵によっては、調査が成功した場合にのみ報酬を受け取る「成果報酬(成功報酬)」を採用している場合もあります。
調査が失敗した場合、返金を保証してくれるわけですね。
ただし、何をもって「成功」と「失敗」を区別するのか?その判断は探偵次第。
仮に浮気の証拠が見つからなくても、「旦那さんは浮気していませんでした」と報告すれば、その調査は「成功」したことになります。
浮気調査を実施→浮気は確認されなかった→対象者は浮気をしていない→事実確認に「成功」した
上記は極端な例ですが、悪徳業者に多い手口です。
いわば失敗をごまかす手法として、広く悪用されているわけですね。
もちろん、中には良心的な業者もあって、実際に返金に応じるケースも見られます。
ただ、その場合も経費は請求される可能性が高いです。
なので、全額の返金は稀だと考えてください。
調査は成功したが、慰謝料をもらえない、離婚できない場合
次は少し特殊な事例について考えてみましょう。
それは、「調査は成功したものの、依頼者が目的を達成できなかった場合」です。
例えば、
- 調査によって浮気の事実は確認できた。しかし裁判で負けて、慰謝料をもらえなかった
- 調査によって嫌がらせの犯人は特定できた。しかしその後も被害が続いている
- 調査の結果、夜逃げした債務者を発見した。しかし債務の取立てに失敗(また行方不明になった)
- 調査を行っても盗聴器は発見されなかった。しかし依頼者の不安は解消されていない
以上のように様々なケースが考えられます。
結果だけを見れば、依頼者は目的を達成できていません。
しかし。どの場合も、調査に一定の成果が見られます。
このようなケースでは、原則として「料金は返金されない」と考えてください。
なぜなら、探偵の業務は本来、調査のみを対象としています。
その後のアフターフォローは「おまけ」に過ぎません。
弁護士など、他の専門家を紹介されることはあります。
でも、最終的な「問題の解決」に探偵は関与しないのが普通です。
浮気調査を探偵に依頼|調査に失敗する原因は主に6個
どんなに優秀な探偵も、調査の成功率は90〜95%程度だといわれています。
僅かではありますが、失敗する確率もあるということです。
なぜ探偵が調査に失敗してしまうのか、その原因について確認しておきましょう。
あわせて、依頼者の立場で可能な対策法についても見ていきます。
原因1:調査(調査員の存在)がバレてしまう
典型的な失敗例としては、「調査が対象者にバレてしまう」ケースが挙げられます。
探偵の尾行や張り込みに対象者が気がつき、以後の調査を継続できない…
そんな事例です。
優秀な探偵であればほぼ起こり得ない失敗ですが、それでもその可能性をゼロにすることはできません。
特に警戒心の強い対象者の場合、失敗のリスクは高くなります。
原因2:探偵に相談・依頼したことがバレてしまう
依頼者の行動により、探偵に依頼したことがバレてしまう…
最も多い失敗原因の一つです。
依頼がバレてしまう要因としては、
- 契約書や報告書などの書類を対象者が見つける
- 携帯電話やインターネットの履歴から発覚
- 探偵の名刺、各種資料や広告
などが挙げられます。
疑惑を抱いた対象者が依頼者を問い詰めて、やむなく依頼の事実を認めてしまう…
そんなケースが多いようです。
「サイトを見ただけ」、「名刺をもらっただけ」などと「嘘の言い訳」をすれば、完全に依頼内容が露呈することは回避できます。
それでも対象者の警戒心は強まるため、以後の調査は極端に難しくなってしまいます。
原因3:依頼者が探偵に対し非協力的
探偵の失敗談として意外に多いのが、「依頼者の協力が不十分だった」事例。
調査前に十分な情報を得られず、依頼者自らが調査の難度を上げてしまうようなケースです。
依頼者が「話したくなこと」、「忘れていること」、「勘違いしていること」、いずれかの中に重要な情報が含まれている。
そんな事例はけして少なくありません。
個人情報や恥ずかしいこと、都合の悪いことはできるだけ話したくない…
その気持ちはよく分ります。
しかし、探偵に提供する情報が少なければ少ないほど、調査が失敗するリスクは高くなります。
事前のヒアリング(聞き取り)にはできるだけ積極的に協力しましょう。
原因4:依頼者が勝手に行動しすぎた
依頼後は、できるだけ「いつもどおりに振舞う」姿勢を心がけましょう。
協力的な依頼者は探偵によってありがたい存在です。
でも、時にはその行動が調査失敗のリスクを高めてしまいます。
例えば、
- つもより口数が増える(対象者から何かを聞き出そうとする)
- 普段より無口にな
- 対象者の携帯電話、手帳などを盗み見する
以上のような行動は控えなくてはなりません。
いずれの行動も対象者に疑いを抱かせる原因となります。
原因5:探偵(調査員)の能力不足
根本的な要因としては、「探偵の能力不足」が挙げられます。
経験や人手が不足している、機材が不十分、そもそも調査のノウハウがない…
そんなケースですね。
探偵には「資格試験」や「実技試験」がありませんから、その能力には大きな「格差」が存在します。
優秀な探偵は警察よりも優秀、無能な探偵は素人レベル…
そのくらいに考えて差し支えありません。
探偵によっては、調査の成否に関わらず料金を一律で請求します。
ですから、どんな依頼でも「とりあえず受ける」そんないい加減な姿勢も散見されます。
お金になれば失敗してもいい…悪徳業者に近い事業形態ですね。
一方で、良心的な探偵は「失敗の可能性が高い依頼は断る」姿勢を徹底しています。
したがって、
- 依頼を断られた=無能な探偵
- 依頼を引き受けた=優秀な探偵
以上のように考えるのは誤りです。
逆のパターンである可能性も高いので、依頼先は慎重に選びましょう。
原因6:調査期間中に証拠が確保できなかった
浮気調査をはじめとして、一部の調査は「証拠」が成功の決め手になります。
しかし、写真が不鮮明だったり、対象者の顔がしっかり撮れていなかったりすると、証拠は十分な(法的な)効力を発揮しません。
最悪の場合、裁判で負ける原因になります。
もしかしてバレてる?気付かれてる?調査対象者のここをチェック
もしかしたら、探偵に依頼したことが対象者(配偶者など)にバレているかもしれいない…
そんな場合は調査を中断したほうが良いかもしれません。
しかし、バレているかどうか、はっきりとは分らない…悩ましい状況に置かれる可能性もあります。
そんな時は以下の点をチェックしてみてください。
- バッグや机の中を探られていないか
- 携帯やパソコンを盗み見られていないか
- 対象者の言動に変化はないか(しつこく行き先や予定を尋ねてくるなど)
- 会話の中に「探偵」や「浮気」といった単語が出てくるかどうか
(ただし、依頼者の方からかまをかけるような言動は控えてください)
調査が失敗したらどうすればいい?対処法について
調査が失敗してしまった場合は、主に以下の4つの対応策が考えられます。
- しばらく調査を中断する … 対象者の警戒心が薄れるのを待つ
- 別の探偵に依頼する … もっと優秀な探偵に依頼する
- 調査の方法を変える … 調査範囲を拡大する
- 調査を延期する(再調査を依頼する)… より多くの時間を費やす
とはいえ、優秀な探偵に依頼すれば、失敗する可能性は極めて低くなります。
「一番安い探偵にしよう!」とか「早く証拠が欲しいからここにしよう!」とか、すぐに依頼してはいけません、
複数の事務所に相談し、しっかり比較・検討しましょう。
探偵が行う調査は大きく分けて2種類ある
探偵の行う調査は、大きく2つの種類に分けることができます。
一つは、いくらでも時間をかけられるタイプの調査。
例えば、行方調査や身元調査、各種データ調査など、時間をかければかけるほど情報が集まります。
もう一つは、チャンスや時間が限られているタイプの調査。
浮気調査や素行調査などです。
主な調査手段である、尾行、張り込み、聞き込みは、失敗が許されません。
調査がバレてしまうと、対象者は警戒心を抱き、継続して調べることは難しくなってしまいます。
仮に、一般の方が自力で調査を行った場合、前者の調査(行方調査など)には「失敗で打ち切り」のリスクがほとんどありません。
収穫は少ないにしても、好きなだけ再挑戦を繰り返し、地道に調査を継続可能です。
しかし、後者の調査(浮気調査など)は、失敗したらそこまで。調査を続けることは困難です。
ただ、腕の良い探偵は、「チャンスの限られた調査」で実力を発揮します。
一度の失敗も許されない、そんな状況下で受けるプレッシャーはかなりのもの。
素人には耐え難いかもしれません。
やはり、相応の経験と技術がなければ、調査を成功に導くことは難しいのです。
あなたができる一番の協力は「ただ見守ること」です
- わたしも調査に協力したい…
- 早く結果が欲しい…
そのような思いから、依頼後に自力で調べようとするクライアントは少なくありません。
例えば浮気調査なら、旦那さんの手帳や携帯電話を盗み見したり、机の中を漁ったり、時には後をつけてみたり…
お気持ちはよく分りますが、これは逆効果。
もしあなたの行動がバレてしまったら、旦那さんは警戒心を強めます。
最悪の場合、探偵の調査を邪魔することにもなりかねません。
調査を依頼した後は、むしろ「何もしない」方が成功の可能性は高くなります。
あなたにできることがあるとすれば、それは調査の「前」。
探偵にできるだけ多くの情報を提供し、進行をサポートしましょう。
- 浮気相手はあの女性が怪しい…
- 週末になるといつも○○に出かけている…
そんな何気ない「勘」や「一言」が、探偵の調査を大きく助けるかもしれません。
いつも通りを心がけること。余計な行動は絶対にしないこと。
依頼者の行動は調査に少なからず影響します。
失敗の例として最も多いのは、依頼者が「対象者に依頼したことをバラしてしまう」ケース。
または、ネットの履歴や契約書から、依頼の内容が対象者にバレてしまうパターンです。
どちらの場合も、以後の調査は継続が困難になります。
失敗のリスクが極めて大きくなるので、依頼の事実は必ず伏せてください。
「怪しい」と思われるだけでも深刻な影響が出るかもしれません。
思わせぶりな態度や行動は控えましょう。
また、依頼者の中には、「まずは自分で調べて、分らなかったら探偵に依頼する」という風に考える方も多いようです。
最初は「ダメもと」でやってみて、本当に困ったら探偵(プロ)に頼む…
一見したところは合理的な行動に思えるかもしれません。
しかし、これは「やってはいけないこと」の一つ。
あなたの行動や思惑が対象者に露呈すれば、依頼後の調査も難航する可能性が高くなります。
結果として、調査期間が長引き、費用がかさむ要因にもなりかねません。
特に対象者があなたの顔や車を知っている場合、自力で調べることは困難です。
実際にやってみるまでもなく、もしあなたの知り合いが、あなたの家の近所をうろうろしていたら…
同じ車がずっと後をつけてきたら…
不審に思うに違いありません。
おすすめしたいのは、「調べたいことがあったら、まず相談する」姿勢。
すぐ探偵からアドバイスをもらしましょう。
相談の時点では無料としている探偵も多いので、話を聞くだけ聞いてみる、そんな軽い気持ちでOKです。