慰謝料や養育費を請求する
別居中の旦那が浮気!慰謝料請求ができる4つのケース
諸事情があって今は旦那と別居中。
お互い1人の時間が出来たのは嬉しい..でも、隠れて「浮気をしていた!」なんてことがあります。
浮気をした旦那にお灸をすえるために慰謝料を請求したい!けど、実際のところはどうなのか?
別居中の旦那対して慰謝料は請求できるのか?
確認していきましょう。
この記事の目次
既に別居をしていた場合、基本的に慰謝料は請求できない
既にに別居をしていた後で旦那が浮気をしていた場合は、残念ながら相手へも旦那へも慰謝料の請求はできない可能性が高いです。
というもの、浮気の慰謝料とは、婚姻生活を第三者によって妨害され、夫婦の信頼が著しく損なわれたことに対する迷惑料だからです。
婚姻とはどのようなものを指すのかというと、民法第752条に「夫婦は同居し扶助しなければならない」と定められています。
つまり、既に別居をしていた場合は、もはや婚姻関係は破綻してると見なされるのです。
すでに破綻しているのですから、その後から浮気が原因で破綻することはないとして、慰謝料請求は却下されてしまいます。
慰謝料請求ができるケース
ただし、下記にあたるケースでは慰謝料請求が可能です。
- 単身赴任で別居していた
- 旦那が独断で別居を始めた
- 療養や介護で別居を始めた
- 破綻したからではなく、やり直すための一時的な別居だった
- 別居前から浮気をしていた
単身赴任で別居していた
単身赴任での別居は、夫婦の関係が破綻したからではありません。会社の都合でしかたなく離れて暮らしていたのです。
旦那が独断で別居をはじめた
自分の了承もなしに旦那が勝手に別居を始めた場合は、夫婦の関係が両方から破綻したわけではないため、慰謝料の請求ができます。
メールや電話のやり取りを保存し、自分が望んで別居状態になったのではないという証拠を残しておきましょう。
療養や介護で別居をはじめた
あなたや旦那が病気で療養が必要な身になってしまったり、両親の介護で離れて暮らさなくてはならなくなった場合は、夫婦の関係が破綻したわけではないので、慰謝料を請求できます。
破綻したからではなく、やり直すための一時的な別居だった
夫婦間に問題がおき、頭を冷やすためにしばらく別れて暮らすということもあります。
旦那と定期的に会っていた証拠や、別居期日を定めていた証拠などを用意してください。
別居前から浮気をしていた
夫婦関係が破綻する前からの浮気ですから、別居前から旦那が浮気をしていたのであれば、慰謝料請求の対象内です。
別居後に浮気が発覚したけれど、実は別居前から浮気は続いていたというケースもあります。別居後に浮気が発覚してもすぐには諦めず、2人の関係はいつからなのか調べ、証拠をおさえましょう。
慰謝料が請求できる場合は堂々と請求を
このように、全ての別居が慰謝料の対象外となるわけではありません。
特に、単身赴任中に浮気をする男性は多く、そこから本気になって夫婦間の破綻を理由にしてうまく別れようと考えるずる賢い男性もいるので、だまされずに堂々と慰謝料請求を行いましょう。
[kanren postid=”1402″]別居をするなら生活費は払ってもらう
別居にはリスクがあります。
離婚も覚悟の上ならしょうがありませんが、再構築を視野に入れての別居なら、もしものために対策をとっておく必要があります。
夫婦間は扶養するものとあるのですから、別居中も生活費は旦那に支払ってもらいましょう。
別居期間を定め、再構築を踏まえた上での別居だと、文章にしておくのもおすすめです。
また、同居をしていたとしても、
- 生活費は自分の分だけそれぞれが払う
- 家事などもすべて自分のものしかしない
といった「家庭内別居」だった場合は、婚姻関係は破綻していたとみなされることがあります。
旦那が浮気相手を見つけた場合、家庭内別居であることの証拠を集め、こちらが慰謝料請求をできなくさせてくることもあります。
夫婦間が冷え込んでいても、すぐに別れるつもりがないなら、家事を放棄したり、生活費をわけるのは得策ではないでしょう。
別居婚・週末婚の場合は慰謝料請求が難しい
では、一緒に同じ家に住まない別居婚や週末婚はどうなるのかというと、それら新しい婚姻スタイルは、先ほど紹介したとおり、民法の夫婦関係に該当していません。
定期的に会い、家計を一緒にしたり、家事をお互いに助け合っていた証拠があれば夫婦関係が認められることもありますが、基本的には普通の結婚よりも、浮気をされると慰謝料請求が難しくなります。