慰謝料や養育費を請求する
【旦那の浮気】慰謝料の相場はいくら?証拠なしで請求するリスクについて
旦那の浮気が発覚した!
制裁を与えるために「慰謝料」を請求したいけど、相場はいくらなのか?
また、慰謝料を請求するにはどのような手順を踏めばいいのか?
浮気の慰謝料についての詳細を確認していきましょう。
ちなみに・・・
浮気の証拠がなくても慰謝料を請求することはできます。
が、払ってもらえる確率はほぼ0%です。
また、方法を少しでも間違うと、あなたが悪者になり訴えられる恐れがありますよ。
この記事の目次
- 1. 慰謝料の相場はいくら?目安は「50万円〜500万円」
- 2. 旦那の浮気が発覚!証拠なしでも慰謝料は請求できる?
- 3. 慰謝料を請求する方法は主に3つ(証拠が必要です)
- 4. 証拠無しでの慰謝料請求はキケン!あなたが悪者扱いされる可能性が
- 5. 確実に慰謝料を払ってもらうには「浮気の証拠」が絶対に必要!
- 6. 不貞行為(浮気)の証拠|効力の強さをランキングで確認
- 7. 法的に浮気と認められるためには「不貞行為の証拠」が絶対に必要
- 8. 確実に不貞行為の証拠を掴むなら「探偵」に依頼
- 9. どこの探偵に頼めばいいかわからない!そんな時に活用したいサービス
慰謝料の相場はいくら?目安は「50万円〜500万円」
浮気の慰謝料の相場は「50万円〜300万円」と幅広くなっています。
なぜそんなに幅が広いのか?というと、下記の条件によって、慰謝料の額が増減するからです。
- 別居するか?しないか?
- 離婚するか?しないか?
- 浮気発覚前の夫婦仲はよかったか?悪かったか?
- 夫婦生活の期間が長いか?短いか?
- 浮気の期間は長かったか?短かったか?
- 子どもがいるか?いないか?
具体例として、パターン別の相場をまとめました。
別居も離婚もしない | 数十万円〜100万円以下 |
離婚はしないが別居する | 100万円〜200万円 |
離婚する | 200万円〜300万円 |
※諸条件によって大きく上下するので、あくまでも一つの目安としてください。
慰謝料の額が増減する要素について
別居や離婚の他に、慰謝料の額が増減する要素の例が次の通りです。
パートナーとの年齢差 | 年齢差が大きいほど増額 |
婚姻期間 | 長いほど増額 |
婚姻生活の状況 | 夫婦円満であるほど増額 |
あなた自信の落ち度 | 落ち度があると減額 (長期間セックスに応じなかったなど) |
子どもの有無 | 子どもがいると増額 |
浮気相手の認識 | 既婚者としっていた、奪うつもりでいたなど、 悪質であるほど増額 |
浮気の期間や回数 | 期間が長く頻度が多いほど増額 |
否認しているかどうか | 明らかな証拠があるのに否認を続ける場合、 増額されることがある |
パートナー・浮気相手の地位 | 収入が多い、社会的地位が高いと増額 |
精神的苦痛の度合い | 精神疾患になった場合などは増額 |
浮気相手の謝罪など | 謝罪している、社会的制裁を受けた場合は減額 |
慰謝料には上限がない!額は状況によって左右される
慰謝料には明確な基準が設けられていません。
また、上限もありません。
そのため、1000万円以上の慰謝料を請求することもできますが…
「そんなに払えない!」と突っぱねられる可能性が高いです。
向こうも弁護士を雇って、妥当な慰謝料を提示してくるでしょう。
また、慰謝料の額は状況によって大きく異なります。
婚姻期間や夫婦生活の状況、子どもの有無…などなど。
旦那の浮気が発覚!証拠なしでも慰謝料は請求できる?
証拠がなくても、旦那や浮気相手に対して慰謝料を請求することは「できます」
ただし、できるか・できないかで答えれば、です。
実際に支払ってもらえるかどうか?は別。
払ってもらえる確率はほぼ0%です。
何一つ証拠がない、浮気をしていると証明できないのに慰謝料を請求すると、あなたが悪者になるおそれがあります。
(詳しくは後述)
ですから、不貞行為の証拠なしでの慰謝料請求はすべきでありません。
「でも、証拠がなくても制裁を加えたい・・・!」
という時は、【婚姻を継続し難い重大な事由】を立証しましょう。
婚姻を継続し難い重大な事由とは?
民法770条第1項5号では、【婚姻を継続し難い重大な事由】がある場合、慰謝料や離婚などの制裁を与えることができる、と定められています。
じゃあ、どんな事由が「婚姻を継続し難い事由」とみなされるのか?って話ですよね。
例としては下記の通りです。
- 性格の不一致
(ただし、第三者から見た場合でも夫婦仲が円満ではないと判断される必要あり) - 長期間にわたるセックスレスや異常な性癖など
- 家庭内暴力などのDV
- 長期間にわたる別居生活
- 夫婦関係が破綻している
特に多い事由が「性格の不一致」や「夫婦関係の破綻」です。
性格の不一致について
夫婦とはいえ元々は他人同士ですから、性格は合わなくて当然ですが・・・
性格の不一致が原因で、精神的・肉体的苦痛や異常をきたしている場合は、【婚姻を継続し難い重大な事由】に該当することがあります。
夫婦関係の破綻について
どこからどうみても「もう夫婦ではない」と判断された場合も、婚姻を継続し難い重大な事由にします。
別居生活が続いている/他の女と何度もデートしている/毎日帰りが遅い/ちゃんと働かないで無駄遣いばかり・・・などなど。
これらを立証できる証拠を集めれば、不貞行為の証拠がなくても制裁を与えることができます。
慰謝料を請求する方法は主に3つ(証拠が必要です)
慰謝料を払ってもらうにはどうすればいいのか?というと、やるべきことは次の3つです。
- 浮気を認めさせる
- 誓約書を書かせる
- 内容証明を送る
それぞれの詳細が次の通りです。
浮気を認めさせる
慰謝料を払ってもらうためには、旦那と浮気相手の双方に浮気を認めさせることが最低条件です。
浮気を認めない限り、びた一文も払うつもりはありませんからね。
ただ、浮気を認めさせるには「絶対的な証拠」が必要不可欠です。
あなたが強気に出て「浮気したでしょ!?」と問い詰めることもできますが・・・
何一つ証拠がないと「で?証拠は?」となるだけです。
しかも、あなたが悪者扱いされる危険もあります。
「事実無根なのに浮気を疑うなんて名誉毀損だ!」とか「何もないのに浮気を疑われて精神的苦痛を負った!損害賠償を払え!」などなど。
あなたが攻撃を仕掛ける立場だったのに、結果的に逆転される・・・という可能性が高いです。
誓約書を書かせる
旦那が浮気を認めることが条件ですが・・・
誓約書を書かせることで、それが不貞行為の証拠になります。
誓約書に書かせる内容としては、二度と不貞行為はしない/二度と連絡をとらない/いつまでに慰謝料◯円を払う、などなど。
(▶▶誓約書のテンプレートがこちら)
あなた1人で作成・書かせるのは不安・・・という時は、弁護士や行政書士に相談するのも一つの手段です。
内容証明を送る
浮気相手が浮気を認めることが条件ですが・・・
相手の自宅や勤務先に対し「内容証明」を送り、慰謝料を請求することができます。
(▶▶浮気や不倫で慰謝料を請求する場合の内容証明郵便の書き方)
ただ、内容が内容ですからね。
浮気の証拠が何一つないのに内容証明を送りつけても、無視される可能性が高いです。
そして、あなたが反撃を喰らうリスクもあります。
「精神的苦痛を受けた!損害賠償を払え!」とか「不利益を被った!訴えてやる!」などなど。
証拠無しでの慰謝料請求はキケン!あなたが悪者扱いされる可能性が
不貞行為の証拠がなくても【婚姻を継続し難い重大な事由】を立証できれば、制裁を与えることができます。
が、何一つ証拠がないのに制裁を加えるのは危険です。
というのも、あなたが悪者扱いされる可能性があるからです。
「証拠がないのに浮気を疑うなんて!事実無根なのに!!」
「ありもしないことで訴えられた!これは名誉毀損だ!!!」
という形になるおそれがあります。
あなたが旦那を訴えるつもりだったのに、逆に訴えられる。
最悪ですよね。
こうならないためにも、絶対に「証拠」を集めることが必要です。
確実に慰謝料を払ってもらうには「浮気の証拠」が絶対に必要!
旦那も浮気相手も、確実な証拠がなければ、素直に浮気を認めるわけがありません。
ただ怪しいだけ、LINEでやり取りをしていただけ。
これだけを証拠に「浮気してるでしょ?」と問い詰めても、絶対に認めません。
100%確実に浮気を認めさせたい・・・
という時は「不貞行為の証拠」を集めましょう。
慰謝料や損害賠償を請求するなら民法709条、710条を立証する
浮気に関する刑事罰(懲役刑/罰金刑など)はありませんが、民法が定められています。
法律(民法)で浮気と判断された場合は、損害賠償や慰謝料を請求することができます。
裏を返すと、法律で浮気と判断されないと、相手(浮気相手)に賠償を請求することができない、ということですね。
民法で見た場合、どこからが浮気になるのか?
意見が分かれるところですが、2人でデートをしたら浮気!とか、キスしたら浮気!とか言いますよね。
でも、これはあくまでも一般的な意見です。
法律の観点から見た場合、デートやキスだけでは浮気とは認められないんです。
じゃあ、どこからが浮気になるのか?というと・・・
【不貞行為があったら】です。
不貞行為とは、配偶者以外の異性と肉体関係を持つこと。
簡単にいえば、セックスすればアウト、それ以外はセーフなんです。
不貞行為(浮気)の証拠|効力の強さをランキングで確認
主な証拠をランキング別にまとめてみました。
1位 | 探偵が作成する調査報告書 |
2位 | 性行為をしている写真や動画 (オーラルセックスを含む) |
3位 | 複数回ラブホテルに出入りしている写真・動画 (1回の滞在時間が20分〜30分以上) |
4位 | 複数回自宅やアパートに出入りしている写真・動画 (1回の滞在時間が2〜3時間以上) |
5位 | 浮気相手からの手紙 (性行為があったことが分かる内容じゃないとダメ) |
6位 | 長期間・継続して行われているLINEのやり取り (性行為があったことが分かる内容じゃないとダメ) |
7位以下〜 |
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LINEのやり取りや2ショット写真などは「不貞行為を立証できない」
旦那のスマホを見ることができれば、そこからLINEやメールのやり取りを証拠として確保することができます。
が、LINEやメールは証拠としての能力がとても低いです。
長期間・継続してやり取りが行われていて、明らかに性行為を持っていたことがわかる内容なら、証拠として使えるのですが・・・
そんなやり取りをいつまでも残していますか?って話です。
間違いなく削除するでしょう。
また、「愛してる」とか「この前は気持ちよかった♡」などの内容も、LINEやメールの場合いくらでもごまかしが聞きます。
- 言葉遊びをしているだけ
- 男友達とやり取りしているだけ
- そもそもパスワードがかけられていて見れない
・・・などなど。
慰謝料を請求して、確実に支払ってもらうためには「不貞行為の証拠」が必要不可欠といえます。
法的に浮気と認められるためには「不貞行為の証拠」が絶対に必要
法的に浮気と認められるためには「不貞行為の証拠」が必要不可欠です。
では、どのような証拠が不貞行為の証拠になるのか?というと…
- 複数回ラブホテルに出入りしている写真や動画
(1回の滞在時間が最低でも20〜30分以上) - 複数回自宅や部屋に出入りしている写真や動画
(1回の滞在時間が2〜3時間以上) - 不貞行為があったことがわかる音声
- 長期間・継続して行われているLINEのやり取り
- 探偵の調査報告書
このような証拠があげられます。
各々の詳細が次の通り。
複数回ラブホテルに出入りしている写真や動画
ポイントは「複数回」と「1回の滞在時間が20分〜30分以上」という点です。
ラブホテル=セックスをする場所ですが、滞在時間が5分とか10分だと「ただ休んでいただけ」という言い訳が通用してしまいます。
また、出入りしているのが1回だけだと、不貞行為と判断されない可能性があります。
複数回出入りしている証拠(写真や動画)を確保することが必要といえます。
複数回自宅や部屋に出入りしている写真や動画
ラブホテルと同じく、ポイントは「複数回」と「長時間滞在」です。
ただ、異なる点として、ラブホテルよりも長い時間滞在していないと、不貞行為があったとは判断できません。
ただ食事をしていただけ、一緒にテレビを見ていただけという言い訳が通用するからです。
不貞行為があったことがわかる音声
ICレコーダーなどで音声を録音できれば、不貞行為の証拠として使えます。
ただ、不貞行為があったことを認める内容でなければいけません。
浮気をはじめた時期/肉体関係を持った回数/浮気相手の名前や職業/出会ったキッカケ/既婚者だと知っていたか?などの内容が必要です。
盗み聞きやICレコーダーを仕込んでの盗聴程度では、ここまでの情報を入手することは難しいです。
長期間・継続して行われているLINEのやり取り
単なるLINEやメールのやり取りだけでは、不貞行為の証拠になりません。
【やり取りの内容】によりけりです。
長期間・継続して行われていることはもちろんですが、不貞行為があったことがわかる内容である必要があります。
この前のエッチは激しかったね。次はもっと気持ちよくしてあげるね。などなど。
吐き気がする内容ですが、これくらいの内容でないと不貞行為の証拠としては使えません。
探偵の調査報告書
探偵に依頼し調査が終了すると「調査報告書」があがってきます。
この中には、調査対象者と浮気相手の行動記録が”これでもか!”というくらい、事細かに記録されています。
これを見ると、どうあがいても言い逃れできません。
証拠の中でも最も強力な証拠になります。
※以下、調査報告書の例になります※
不貞行為を立証できる証拠を自力で集めるのは”ほぼ”不可能
不貞行為の証拠として認められるものには、主に下記が挙げられます。
- 性行為をしている写真や動画
(オーラルセックスを含む) - 複数回ラブホテルに出入りしている写真や動画
(1回の滞在時間が20〜30分以上) - 複数回自宅やアパートに出入りしている写真や動画
(1回の滞在時間が2〜3時間以上)
すべて「写真や動画」です。
しかも、ただ撮影すればいいわけではありません。
旦那と浮気相手の顔がハッキリわかること・滞在時間が一定以上であることなど、様々な条件があります。
これ、自力でできますか?
友だちや知人、家族に協力してもらっても、そう簡単にできるものではありません。
尾行・追跡・張り込み・撮影、すべて自力でやるなんて・・・ほぼ不可能です。
失敗する可能性が極めて高いです。
尾行中にバレてしまうとか、不慮の事故にあってしまうとか。
このリスクを考えると、自力で不貞行為の証拠を集めるのは、避けた方がいいです。
危険が大きすぎるので。
確実に不貞行為の証拠を掴むなら「探偵」に依頼
自力で集めるのが難しいとなると、その道のプロ【探偵】に頼むのが一番です。
馴染みがないので、どんな仕事してるの?と思いますが・・・
探偵によせられる依頼のうち、実に60%〜70%が「浮気調査」なんです。
それだけ多くの人が証拠集めに悩んでいる、ということですね。
とはいえ、探偵って胡散臭い・怪しいっていうイメージがぬぐえませんよね。
- 探偵っていう肩書を名乗っているだけで、実は素人なんじゃ?
- 無許可で探偵事務所を営んでいるんじゃ?
- 法外な料金をぼったくられるんじゃ?
・・・などなど、色々な不安も出てきます。
が、探偵って私たちが思っている以上にクリーンな業界なんですよ。
参考▶▶探偵って信用できるの?怪しい事務所の見分け方ポイント1:探偵事務所は「届出」が必要
探偵事務所を営むためには、都道府県の「公安委員会(警察署)」への届出が必要なんです。
そこで許可されないと、探偵事務所を営むことができません。
そして、ホームページや探偵事務所に「探偵業届出証明書」を掲載します。
届出証明書があれば、安心して依頼できる探偵事務所といえます。
ポイント2:訓練をつまないと探偵にはなれない
探偵になるために必要な資格(国家資格・民間資格)はありません。
ただ、だからといって誰でも簡単に探偵になれるわけではありません。
探偵事務所に入所するためには、民間企業と同じように試験や面接があります。
そして、入所した後は【研修・訓練】が行われます。
この研修・訓練をおえて、ようやく1人の調査員として動けるようになります。
ポイント3:見積りは無料!複数の事務所で比較して問題なし!
探偵事務所は、相談・見積りが無料です。
また、探偵事務所のホームページを見てみると、調査料金の目安がしっかり記載されています。
【料金体型が明瞭であること】と【相談・見積りが無料であること】の探偵事務所を活用すれば、ぼったくり被害にあうことはありません。
探偵に頼むデメリットもあります。100%確実に成功するとは限りません。
探偵に頼んだからといって、100%証拠がつかめるわけではありません。
旦那が尻尾を出さない、調査中に一度も浮気相手と会わない、などの理由で調査が失敗に終わることも。
そして、探偵の調査費用がかなりの額になります。
数十万円単位になることもザラです。
とはいえ、旦那と浮気相手から慰謝料を払ってもらえば、調査費用は十分にまかなえます。
また、完全成功報酬型・後払いに対応している探偵に依頼すれば、ムダな市出費をせずにすみます。
どこの探偵に頼めばいいかわからない!そんな時に活用したいサービス
探偵が安心できる存在というのはわかった。
けど、どこの探偵が一番いいの?どうやって探せばいいの??
という疑問も出てきますよね。
探すと案外多くの探偵事務所が出てきますから、その中から”ココ!”という事務所を見つけるのは大変です。
そこで、活用したいのが【探偵さがしのタントくん】というサービスです。
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