探偵に関する疑問・不安
【探偵】浮気調査が違法にならない理由を徹底解説|どこまで調べられるの?
探偵が行う調査は違法ではありません。
怪しい・胡散臭いイメージがありますが、調査員は「探偵業法」という法律にもとづき行動します。
なので、違法・犯罪行為を用いて調査することはありません。
探偵の調査方法や、どこまで調べられるのか?詳しく見ていきましょう。
この記事の目次
- 1. 探偵が行う浮気調査が違法にならない理由
- 2. 浮気調査で違法・犯罪行為に該当するケース
- 3. キケンな提案をしてくる探偵は絶対に避けましょう
- 4. 探偵はどんな方法で浮気調査をするの?
- 5. 探偵はどこまでの情報を調べられるの?
- 6. まとめ
探偵が行う浮気調査が違法にならない理由
探偵=胡散臭い・怪しいイメージが強いですよね。
ですが、れっきとした職業として成立しています。
また、探偵に寄せられる依頼のうち【60%〜70%以上】が浮気調査の依頼です。
それほどまで悩んでいる方が多い、ということですね。
でも、何で探偵が行う浮気調査は違法・犯罪にならないのでしょうか?
その理由として下記の3点が挙げられます。
- 公安委員会(警察署)への届出をしている
- 探偵業法(探偵業の業務の適正化に関する法律)にもとづき調査する
- 浮気を立証するため、という正当な理由にもとづき調査する
それぞれの詳細が次の通りです。
公安委員会(警察署)への届出をしている
探偵事務所を営むためには、公安委員会(警察署)への届出が必須です。
そして、届出後に発行される「証明書」を、事務所内のわかりやすい場所に設置することが義務付けられています。
つまり、探偵=警察に認められている存在、といえます。
「警察でも調査できるんじゃ?」と思いますが、警察は民事不介入なんです。
事件性がなければ警察は動いてくれません。
そういう時に頼れる存在が探偵ともいえますね。
探偵業法(探偵業の業務の適正化に関する法律)にもとづき調査する
探偵は闇雲に・強引に調査をするわけではありません。
「探偵業法」という法律にもとづき調査を進めます。
探偵業法で認められている調査方法は、聞き込み・尾行・張り込みの3つです。(ビデオカメラによる撮影も行われます)
もし探偵業法に違法した場合は、営業停止や懲役刑、罰金刑などの【刑事罰】が課されます。
浮気を立証するため、という正当な理由にもとづき調査する
浮気は犯罪ではありませんが、民法から見た場合は問題に該当します。
(民法=犯罪ではないものの、社会生活に関わる事項が定められたもの)
そして、民法に違反した相手に対しては、慰謝料や損害賠償などの制裁を与えることができます。
ただし、証拠がなければいけません。
そのために、探偵は【浮気の証拠】を集めます。
「浮気を理由し制裁を与えるため」という正当な理由があるため、違法行為にはなりません。
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浮気調査で違法・犯罪行為に該当するケース
優秀な探偵であれば、違法・犯罪行為に手を染めることはありません。
が、行う調査方法によっては違法行為に該当するおそれがあります。
その代表例が次の通りです。
GPSによる調査
【夫婦間でGPS調査を行う】のであれば違法性は問われません。
が、探偵が調査の一環でGPSを利用するのはリスクが伴います。
探偵に浮気調査を依頼したとしても、探偵の立場は「第三者・他人」です。
他人が勝手にGPSを設置する、明らかに違法行為ですよね。
【プライバシーの侵害】や【ストーカー規制法違反】【住居侵入罪】に該当する可能性があります。
盗聴器による調査
こちらも【夫婦間】であれば違法性は問われません。
また、旦那が留守の間に探偵を自宅に呼んで、盗聴器を設置してもらうのもセーフです。
「浮気調査のための盗聴」で、あなたが呼んだわけですから、住居侵入罪には問われません。
ただし、固定電話や電話回線に盗聴器を設置するのは違法です。
(有線電気通信法に触れる、通信の秘密を侵害する)
録音内容を公開すると「プライバシーの侵害」や「電波法違反」になります。
他にも、浮気相手の自宅や敷地内に侵入して調査を行うことも「住居侵入罪」に該当します。
住居に侵入しての調査
相手の自宅や敷地内に勝手に入って調査をすると「住居侵入罪」に該当します。
また、オートロックのマンションなどに入って、浮気相手の部屋番号を調べる行為も同じです。
キケンな提案をしてくる探偵は絶対に避けましょう
「盗聴器・隠しカメラなどを使います」と提案してきたら、その探偵には依頼しない方がいいです。
いくら証拠確保のためとはいえ、違法行為に巻き込まれたらたまったものじゃありません。
なので、依頼する前に必ず「どんな方法で調査をするんですか?」と尋ねましょう。
「探偵業法という法律があり、その中で認められている方法(聞き込み・尾行・張り込み)で調査します」というような対応であればOK。
それ以外の方法を提案された場合は、他の探偵事務所に相談してみましょう。
探偵はどんな方法で浮気調査をするの?
探偵は「探偵業法(探偵業の業務の適正化に関する法律)」にもとづき、下記3つの方法で調査を進めます。
- 聞き込み
- 尾行
- 張り込み
それぞれの詳細が次の通りです。
聞き込み
浮気調査で聞き込みが行われることは少ないです。
友人や知人に聞き込みをしたら、そこから浮気調査をしていることがバレる可能性がありますからね。
「人探し」や「素行調査」などでは聞き込みが用いられます。
尾行
徒歩や車両(車・バイク)で調査対象者を尾行します。
原則として、2名以上のグループで尾行することが多いです。
1人で尾行すると、感づかれた時に対処しようがありませんからね。
グループで尾行した場合、入れ替わることができるので、感づかれるリスクが少ないです。
また、車両も2台以上使われることが多いです。
車両で尾行する場合は、(調査対象者の車両)←(他の車両)←(探偵の車両)という形で、間に1台挟むことが基本です。
張り込み
離れたところ(車の中や建物の影から)調査対象者を監視します。
この時、望遠カメラでの撮影も行われます。
調査対象者と浮気相手の顔をハッキリ残す必要がありますからね。
探偵はどこまでの情報を調べられるの?
調査方法によりますが、個人情報や過去の経歴などは、割りかしカンタンに調べられてしまいます。
また、浮気調査を依頼すると、調査終了後に「報告書」が作成されます。
報告書に記載されている内容は次の通り。
- 調査対象者の個人情報
(氏名、年齢、自宅住所、勤務先、勤務先住所など) - 第2対象者(浮気相手)の個人情報
(氏名、年齢、自宅住所、勤務先、勤務先住所など) - 1分単位での行動記録や行動ルート
- 訪れた具体的な場所や写真 などなど
※報告書の中身(参考)は下の+ボタンをタッチすると確認することができます。
まとめ
- 探偵は「探偵業法」にもとづいて調査を進める
- そのため違法行為・犯罪には該当しない
- 探偵業法で認められている調査は「聞き込み・尾行・張り込み」
- GPSや盗聴器による調査は違法になるおそれあり
- キケンな提案をしてくる探偵には絶対に依頼しないこと
探偵=怪しい・胡散臭いイメージが強いですが、警察では対応できない問題に対応してくれる「頼れる存在」です。
また、探偵事務所を営むためには、公安委員会(警察署)への届出が必須。
なので、探偵=警察に認められている存在ともいえます。